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NEW右顔面の麻痺と食事後に悪化する耳の奥の痛み

症状

30代女性が3週間前にラムゼイ・ハント症候群の疑いを発症し来院した。主訴は右耳の奥の痛みと顔面の麻痺である。右側の顔にゆがみが生じ、閉眼不能、額が持ち上がらない、飲食困難等、うがいができないなど一般的な顔面神経麻痺の症状を訴えた。耳の痛みは特に食事後に増強し、痛み止めを手放せない状況であった。医療機関でラムゼイ・ハント症候群の疑いと診断され、抗ウイルス薬とステロイドを1週間服用したところ、麻痺症状に変化はなかったが、痛みが軽減した。顔のゆがみが気になり、痛みの強さと相まって日常生活に大きな支障をきたしていた。また、首肩のこりや頭痛も併発していた。 施術と経過 初診時の触診では、首肩から背中にかけて強い緊張が認められた。手、足、背中など全身のツボに施術を行った。初回施術後、耳の奥の痛みが激減し、1日2回服用していた痛み止めが4日間で1回のみの服用に減少した。初回から5回目までは週2回のペースで施術を継続し、その後は週1回、2週間に1回と間隔を広げていった。3回目の施術後には顔が動く感覚が出現し、鼻と口の位置が元に戻り始めた。施術開始から2か月後の10回目頃には目が閉じやすくなり、瞬きができるようになった。ブクブクうがいはまだできないものの、食べ物や飲み物をこぼさなくなり、おでこの動きも改善してきた。施術期間中、あごの裏のツッパリや痛みなどの症状が出現したが、その都度対応した。3か月の施術期間を経て大幅な改善が得られた。 まとめ ラムゼイ・ハント症候群の疑いによる顔面麻痺と耳の痛みに対し、全身のツボへの施術を行った症例である。初回施術で耳の痛みが著明に軽減し、痛み止めの使用頻度が大幅に減少した。3回目以降、顔面の動きが徐々に回復し始め、2か月後には目を閉じる動作や瞬きが可能となった。首肩から背中にかけての緊張を緩和することで、顔面神経の回復を促進できたと考えられる。施術期間中に出現した新たな症状にも適宜対応し、3か月の継続的な施術により日常生活に支障のないレベルまで改善した。薬物療法で改善が見られなかった麻痺症状に対し、鍼施術が有効であったことが示唆される症例である。

  • 来院者

    女性

    30 代

  • 期間

    2025年10月 ~ 2026年2月
  • 頻度

    週1回程度
  • 通院回数

    11回~15回

施術と経過

初診時の触診では、首肩から背中にかけて強い緊張が認められた。手、足、背中など全身のツボに施術を行った。初回施術後、耳の奥の痛みが激減し、1日2回服用していた痛み止めが4日間で1回のみの服用に減少した。初回から5回目までは週2回のペースで施術を継続し、その後は週1回、2週間に1回と間隔を広げていった。3回目の施術後には顔が動く感覚が出現し、鼻と口の位置が元に戻り始めた。施術開始から2か月後の10回目頃には目が閉じやすくなり、瞬きができるようになった。ブクブクうがいはまだできないものの、食べ物や飲み物をこぼさなくなり、おでこの動きも改善してきた。施術期間中、あごの裏のツッパリや痛みなどの症状が出現したが、その都度対応した。3か月の施術期間を経て大幅な改善が得られた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

ラムゼイ・ハント症候群の疑いによる顔面麻痺と耳の痛みに対し、全身のツボへの施術を行った症例である。初回施術で耳の痛みが著明に軽減し、痛み止めの使用頻度が大幅に減少した。3回目以降、顔面の動きが徐々に回復し始め、2か月後には目を閉じる動作や瞬きが可能となった。首肩から背中にかけての緊張を緩和することで、顔面神経の回復を促進できたと考えられる。施術期間中に出現した新たな症状にも適宜対応し、3か月の継続的な施術により日常生活に支障のないレベルまで改善した。薬物療法で改善が見られなかった麻痺症状に対し、鍼施術が有効であったことが示唆される症例である。

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