鼠径部が車の乗り降りで痛む

症状

右腿を上げると、鼠径部が痛む。 車の乗り降りを３０回以上繰り返した日があり、その日がきっかけとのこと。

施術と経過

痛む動作を再現してもらうと、足を外側へ持ち上げた時（運転席から足を外へ踏み出すような動作）に最も痛みが大きいことがわかった。 痛む部分と、腰椎の横の筋肉の緊張をみて、膝裏とふくらはぎのツボに鍼をした。 骨盤の動きをスムーズにするために、仙腸関節のツボも選択した。 足を上にあげた時の痛みが残っていたため、足の甲のツボに鍼をしたところ動作がスムーズになったため終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 陰谷R
• 築賓R
• 仙稜LR
• 大腰R

まとめ

股関節の痛みということであったが、股関節だけにとらわれず痛む動作を丁寧にみた。 （少し低めの）車の乗り降りの際には上体を前に倒してお尻から足を動かしていることから、股関節以外にも骨盤のうごきやお尻の筋肉の緊張も関係していることが考えられる。局所だけではなく動きを大きく捉えられたことが良かったと思う。

担当スタッフ