足の症状
来院
2019年9月 30代女性
使用したツボ
玉縁L 玉陽L 六丘L
頻度
1回
通院回数
1回
患者
2週間前から足首が痛む。
整形外科でのレントゲンでは異常が無く「足根洞が原因」という診断だった。
足首を自分の手で底背屈させたときと、体重をかけた時に昔捻挫をした部分に痛みがある。
子どもを抱っこして階段をなんども昇り降りしたことをきっかけではないかと考えている。
施術と経過
足首と膝~下腿の動きを考え、ひざ下のツボに鍼をした。
手で底背屈させた時の痛みは無くなった。
全身をみると主に下半身の外側の緊張を強く感じ、重心の乱れがみられたため重心と深い関わりのある肩甲骨内縁に鍼をした。
体重をかけた時の奥の痛みが少し残っていたが、施術前よりも減っていたため様子をみていただくこととして終了した。
その後痛みが無くなっていることが確認できた。
まとめ
お子さんを抱っこして階段の上り下りをする場合、お子さんを正面ではなく片側にしていることが多い。左側に多く負担がかかったということ、特に降りる際には足首は背屈され下腿の筋肉にも影響があることを考えて施術をした。
足首だけでなく全身のバランスを考えることが重要といえる症例。
来院
2020年9月 50代女性
使用したツボ
志室LR 大腰LR 殷門LR
通院回数
2回
頻度
週2回
症状
両足とも重だるい状態が長く続いていたが、3週間前から特に右足がだるくなり、夜中にだる痛くて起きてしまう。
ひどいときには運転席に座るときに右足が持ち上がらないほどになる。
お尻はピンポイントの痛みがある。
両股関節が臼蓋形成不全で、股関節が上手くつかえておらず筋肉に負担がかかっているのではと指摘されたことがある。
施術と経過
初回
臀部のピンポイントの緊張の部分を確認し、関連する腰のツボに鍼をしたところ緊張がやわらぎ痛みも減った。
足が持ち上がりにくいという状態から、股関節の屈曲にも問題があると考え足の甲に鍼をした。さらに足全体の緊張に注目し施術をおこなったところ、足の軽さを感じられたため初回の施術を終えた。
2回目
初回の後は夜中に起きずに眠ることができ、右足の軽さを感じるようになったが、今度は左足の重だるさも気になる様になった。
左右のバランスを考え初回と同様に施術をした。
まとめ
股関節の動きがスムーズでないため、歩行や立ち仕事で周囲の臀部や大腿に負担がかかっていた状態でした。
腰や背中まで凝って重い感覚もあったが、体全体がとても軽く動かしやすくなったという感想もいただきました。
お尻や太ももの緊張は上半身にも影響してくるため、下半身の緊張が和らぎ動かしやすくなったことで上半身への負担も減ったと考えられます。
施術のあとの着替えで「足が上がってズボンを楽にはけた」と日常動作での変化も感じていただけました。